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百薬の長

Image471 こんにちは。

ワタクシが柴田屋酒店に来たばかりの頃、毎日毎日、来店されるお客様がありました。

いつもワンカップ大関を店先で一気飲み。さらに、小さなカップ入りの梅酒か陶陶酒も一気飲みして帰っていかれます。大抵、お仕事帰りのようですが、時にはそうでないときもあり、一日に2回という日もありました。

なぜ、うちの店先で飲んでいくのか?聞いてみたことはありません。でも、答えは簡単。家族に内緒だから。一人で飲むんだったら、店先で慌てて飲まなくても家でゆっくり飲めばいいのですから。

そのお客様が突然、ぱったりと来店されなくなりました。「最近どうしたんだろうね~」などと噂をしながらも、消息がわからないまま数カ月が流れ、再びワタクシ達の前に姿を現したときは、シニアカーに乗っていました。突然倒れ、半身不随でリハビリ生活を送られていたようです。

そりゃ~、体壊しますよ。毎日毎日、あんなに飲んで~。梅酒や陶陶酒は健康飲料っぽいけど、アルコールはアルコール。気休めにしかなりません。

こういう場合、酒屋としてはどうしたらいいのでしょうね。お酒も上手に楽しく飲んでもらえれば、暮らしの中の潤滑油。でも、飲み過ぎは健康に害を及ぼすだけでなく、泥酔して人に危害を与えるような場合もあります。お酒が原因の哀しい事故のニュースはいまだになくなることがありません。売る立場の人間として、胸が痛みます・・・。

酒類を販売する営業者は、未成年者にお酒を販売しないよう年齢確認をする義務があります。だったら”健康確認”っていうのもやったらどうでしょうね。「血圧が〇〇以上の方には販売できませ~ん!健康証明書を持ってきてくださ~い」なーんちゃって・・・。

今日、久しぶりに、そのお客様、シニアカーで来店されました。”神社にお供えするお酒”を買っていかれました。

ワタクシ達、お客様には”太く短く”ではなく”細く長~い”お付き合いをお願いしたいものです。

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ぴーちゃんのひとりごと」カテゴリの記事

コメント

笑えませんねえ、こういう人。
私のもう一つの仕事は加治区自治会の三役なんですよ。
このうち一人はお宅の店を愛用している人です。三人のうち
私を除いた二人が重度の糖尿病。この病気の怖さ知っていますか?
時々会議の後三人でティーズへお茶に行きます。おっさんが三人で座っている風景想像してください。私はたいていコーヒーだけ。ところがあとの二人ときたら、きまって小倉トーストとかケーキとか甘いものがいっぱい乗ったものを食べるのです。「いいの?」と聞くと、二人はほっといて、家じゃ食べれないんだからといいながらおいしそうに、幸せそ~うに食べるのです。そんな時私は責任を感じるのですよ。もしこれを見逃したために緊急入院とかになって、失明したり、片足切断(重症化するとこうなる)になったら。奥さんと子供に「あなたが見逃したからこんなことになったんですっ」なんて食い下がられたらどうしよう。
でもまあ、幸せそうな二人をみていると、いつもまあいいか、となってしまうのです。だから、酒屋さんも仕方がないのです。は~あ。

投稿: Jimchou | 2009年12月 9日 (水) 08時58分

Jimchouさん、こんにちは。

なるほど。
アルコールばかりがやり玉にあげられてるような気がしてましたが、
そう言われれば、糖分も塩分も脂肪分も取り過ぎは身体に良くないという点では”同罪”ですね。

この場だけならと黙認するのが思いやりか、止めさせるのが思いやりか・・・。
ヒューマニズムって難しいですね。

投稿: ぴーちゃん | 2009年12月 9日 (水) 16時16分

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