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ややこしや~

Image406 こんにちは。

時々、こんなお客様がいらっしゃいます。

「あの~、ビールありますか?キリンの。えーっと、なんてったっけ・・・。」

「キリンの・・・ラガーですか、一番搾りですか?」

「そうじゃなくて・・・、あっ、あった!”淡麗”。」

「お客様、それはビールではなくて、”ハッポウシュ”ですが、よろしいですか?」

いやな店員ですよね~。でも、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。というか、ワタクシは酒類専門店の店員だから、知ってて当たり前。お客様は知らなくっても恥ずかしくないことです。

「ビールだと思って買ったら発泡酒だった~!」ということも考えられるので、あらかじめ説明しておかねばと思うわけですね。ビール業界、なんだかややこしくなってきました。

ビールと発泡酒の違い、一般のみなさんご存知なんでしょうか?原料に使用される麦芽の比率の違いです。その違いがどうしたんだというと、その違いで税率が違うんです。そして、味も違うようです。人の好みはそれぞれで、一概にはいえませんが、麦芽をたくさん使って作ったビールを美味しいと思う人が多いということのようです。

そして、今や時代は”第3のビール”へ。これらは麦芽を使用しないのでビールでも発泡酒でもありません。原料や製法によって、”リキュール(発泡性)”とか”その他の醸造酒(発泡性)”というものに分類されます。そうすると、税率がもっと低くなるというわけですね。

ややこしいですね~。みなさん、ここまでの話、ご理解いただけてますかぁ?

ところが、鳩山新政権、酒税の見直しを検討しているとか。なんでも、アルコール度数によって税率をかえるという意見がでているそうな。アルコール度数が高いほど税率も高い。わかりやすですね~。簡単ですね~。

ビールも発泡酒も第3のビールも、アルコール度数はそう変わらない。そうすると値段も同じくらいになってしまいます。そうなると、みんな、ビールを飲むのかな?「やっぱり慣れてる発泡酒の方がうまい!」なんてお父さんも、中にはいるんでしょうか。

「研究に研究を重ねて生み出した新ジャンルはどうなるんだー!」というビール業界の方の声も聞こえてきそうですね。

アルコール度数の高い日本酒は、ますます不利になってくるし・・・。

どうやら、そう簡単な問題でもないようですね。

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柴田屋酒店から」カテゴリの記事

コメント

 酒屋さんならではの、様々な角度からの意見ですね。大変勉強になりました。ぴーちゃんの記事を拝読した後、インターネットで、酒税法(税率)を調べてみました。結構細かいんですね。
 アルコール度数により、酒税を決めるというのは、あまりにも単純すぎる気がしてなりません。ビール、発泡酒、第3のビールが同じ値段になるのは嬉しい反面、ちょっと納得がいきませんね。ビール業界の努力を、水の泡にはしてほしくないです。

投稿: 港湾人 | 2009年10月31日 (土) 08時21分

港湾人さん、またまた、いらっしゃ~い!
そうですよね、ちょっと納得いかない方、多いと思います。
酒税法とビール業界の知恵比べで勃発した、この”ビール風飲料戦争”(”いたちごっこ”とも言う?)、こんな形で終結ですか?って感じがします。
ビールが安く飲めるようになるのはうれしいですけどね。

とにかく酒屋はいつも酒税法に振り回されてます。

投稿: ぴーちゃん | 2009年10月31日 (土) 11時36分

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